床材の種類と特徴。~前編~

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こんにちは。

ゴールデンウイークも終わってしまいましたね。

連休中は好天に恵まれ充実した連休になったのではないでしょうか。

 

さて、今回は床材の種類と特徴について少し…。

まずはフローリング材です。

無垢フローリングと複合(合板)フローリングの2種類に分かれます。

無垢フローリングは天然木100%の板で他の素材が混ざっていません。

ひのき、杉、オーク、ウォールナット、パイン材などがあります。

天然の木材なので人工的には作れない素材そのものの色、香り、風合いなどが楽しめます。

経年劣化も味の一つ。

しかしお手入れは大変です。

湿度や温度によって割れたり反りねじれが起こりやすいので定期的にオイルを塗ったり、水分をこぼしたらすぐ拭かなければシミになりやすいです。

メンテナンスをしていても床鳴りがしたり、隙間が出来れば埃が詰まったり。

お手入れをしっかり行うことによって長く使用できます。

 

次に複合フローリングです。

三種類に分かれていて挽板タイプ、突板タイプ、シートタイプに分かれます。

・挽板フローリングは2~4㎜程度の無垢材を合板に張り合わせたもので、無垢材ならではの木質感がありながら無垢材のデメリットである収縮や膨張などの変形が少ない合板を張り合わせることにより、メンテナンスが少なくても変形などを防ぐことができます。

見た目は無垢フローリングと遜色ないので、無垢フローリングにしたいけれど頻繁にお手入れできない方に向いていますね。

湿度に影響されやすい無垢フローリングにはお勧めしない「床暖房」や「ホットカーペット」も使用できます。

お手入れが少なく済むといっても表面は天然の木材なのでシミや傷などには注意が必要です

・突板フローリングは0.2~1㎜程度にスライスした木材を合板に張り合わせたものです。

本物の木材をスライスしているので木の風合いは残しつつ、無垢フローリングや挽板フローリングよりお値段も抑えられます。

しかし表面の木材部分が薄いため、傷の深さによっては合板が露出してしまうことがあり、なおかつ剝がれてしまうと補修は困難です。

・シートフローリングは木目柄を印刷したシートを合板に張り付けたものです。

木材は使われていないので安価で水に強くお手入れがしやすいです。

近年の高い印刷技術により木目の質感まで再現されています。

木目だけでなくタイル調のものなどデザインが豊富です。

しかし表面はあくまでプリント紙。突板フローリング同様、傷や剥がれなどには注意です。

 

フローリングだけでもこんなに種類があるのです。

無垢フローリングでも木の種類によって特性が異なるのでここに書いたものはほんの一部ですが…。

 

次回も引き続きお楽しみに!